北海道のちょっといい話

(ツーリスト向け)さっぽろ雪まつり2023の快適な楽しみ方を解説 

3年ぶりのさっぽろ雪まつり開催! 行ってみたいなあ…どうしようかな…と思っていませんか?寒そうだし…人混みが大変そうだし…。わかります!今日はさっぽろ雪まつりを快適に楽しみたい人や、今年は行けないけれど来年こそは!!という方必見

さっぽろ雪まつりは、今年は大通会場・すすきの会場での実施です。大通公園では大雪像(ビルの4階〜5階サイズ!)から世相を表す市民小雪像まで見応えのある雪像の数々を見る楽しみだけではなく、さまざまなイベントやアトラクションもあり、希望のアトラクションやイベントのタイムテーブルにあわせて動くと、思い出に残る楽しい雪まつりとなりますよ!

画像 2023 8丁目雪のHTB広場 大雪像「豊平館」 17時からのプロジェクションマッピング

 

2月4日(土)〜2月11日(土・祝) 入場料 無料

大通会場…大通公園の西1丁目から西10丁目

最寄り駅(地下鉄大通駅 地下鉄西11丁目駅 )2時間程度

すすきの会場…南4条駅通から南7条通までの西4丁目線(駅前通)

最寄り駅(地下鉄すすきの駅)

エゾシカ
エゾシカ
さっぽろ雪まつり、なんだか久しぶりだよね。コロナで雪まつりはバーチャル開催だったりしたものね。
ヒグマ
ヒグマ
やっぱり、本物の大雪像のダイナミックさはウェブでは伝わらないもんね。たくさんの人に見てもらいたいけれど…寒いし、混んでるし…ちょっと躊躇しちゃうんだよね。

天気・服装・交通

2月の札幌の気温や気候は?

札幌では2月のこの時期が最も雪が積もっていて、気温も低いです。冬型の気圧配置になると、吹雪や大雪になることも少なくありません。また、気温は最高気温でも氷点下であることが多いです。夜のお出かけでは−5℃を下回ることも少なくありません。防寒をしっかりそましょう!

雪まつりを楽しむ服装

雪まつり見物は2時間ほど外を歩くため、寒さや途中で雪が降ってくる事も想定しましょう。子どもは小さな滑り台などもあるので、スキーウェアやオーバーパンツを着用するようにしましょう。大人はオーバーコート(普段の服装に暖かい肌着は最低プラス)・帽子か耳あて・手ぶくろは必要です。不意に吹雪いた時にもオーバーパンツがあるとよいのですがは少し恥ずかしいなという場合は、タイツを一枚プラスするだけでも暖かさが違います。

靴はどうしたら?

画像 大通公園西向き通路。圧雪アイスバーン

 

冬用の靴を用意してください。本州からのお客様の場合は、かなり慎重になってSORELなどの防寒靴を用意されている様子も見られますが、そのあとに地下街を歩いたり、お店でお茶をしたりする時には現場は少し暑いかもしれません。また、大通もすすきのもロードヒーティングが効いている歩道が多いため、アウトドア用の防寒靴までは必要ないでしょう。融雪剤や砂もかなりまいてあり滑るリスクは少ないです。ただ、融雪剤でアイスバーンがほぐれてフカフカになっていたり、斜面になってしまった路面はスコップで削って段差をつけてあったりするため、ヒールのある靴だと大変あるきにいので注意してください。

画像 滑り止めの砂。会場でスタッフがマメにまいてくれています。

持ち物は?

基本的に、見物して歩く祭りですので、大きなバッグやキャスター付きのスーツケースを転がして歩くことは歩き辛さにつながります。ただ、雪まつり会場のショップで買い物をする場合もあるかと思います。ショップで買ったグッズを持ち運べる程度のエコバッグンなどはあってもいいと思います。大変な混雑の中を厚手の防寒着を着て歩くことになり、スリやひったくりなどに気が付きにくい場合があります。貴重品はしっかりと持ち歩いてください。

画像 各会場にあるオフィシャルショップ。ここでしか買えない雪ミクグッズや北海道らしいアイテムが並んでいます。

雪まつりの歩き方

イベントの開始時間を調べて

さっぽろ雪まつりHP 雪まつりについて

雪まつりでは毎日様々なイベントが実施されています。イベントスケジュールを事前に見て、何丁目のイベントが何時頃にあるのか、また、参加型のイベントであれば、受付時刻の確認などをしておくと良いでしょう。

例えば…公式HPのイベント予定をのぞいてみると、以下のような2丁目のイベントがあります。

開催時間 イベント名 内容
17:00~19:30 みんなでつくる札幌の夜景! 氷の楽器を弾いてさっぽろテレビ塔を光らせよう 大通会場2丁目に設置される 「氷の楽器たち」を演奏する と、さっぽろテレビ塔や会場 周辺の演出が連動。さっぽろ 雪まつりならではの新しい体 験をしてみませんか?
 17:55~22:00
(毎時55分と25分からの5分間実施)※予定
SNOW MIKU 2023 音と光のスペシャルショー 大通会場2丁目の雪ミク雪像では、北海道を応援するフェスティバル「SNOW MIKU 2023」のテーマソン グと演出による「音と光のスペシャルショー」を開催しま す。幻想的な冬の夜を、雪ミクと一緒に過ごしましょう!

札幌テレビ塔のイルミネーションを自分の奏でた音楽と連動させて光らせることができるというイベントは、17時に現地に行っても整理券配布は終了しています。時間に余裕を持って現地に行くか、体験ものの受付を事前に確認しておくと安心でしょう。

画像 テレビ塔の真下でカーリング体験ができまます

一方通行片道約1.5km

たくさんの見物客の足並みに合わせての会場移動になります。会場は基本的に一方通行となっており、見たい雪像の前で雪像の前に移動します。その繰り返しで上手に見ていけば歩く距離は片道だけで済みます。イベントの時刻にあわせてその場所に行けるように考えてコースを決めないと、イベントの時間に間に合わないなんてことも出てきます。気をつけましょう。また、幼児さんはベビーカーが使えないため、抱っこ紐を使うか、大きい場合は歩く移動が多いかと思います。案外多いのが抱っこされたお子さんの靴が落ちたり、裾がめくれ上がって、寒空の下スネが晒されてしまっていること。これは子どもはなかなか気が付かない上、混雑した中を歩くパパやママがあわてて抱き上げる場面で、足元まで気が付かないことからくるのだと思われます。小さなお子さんがあまり良いとは言えない足場で人混みの中を歩くのは容易なことではありません。抱っこしやすい装備、靴が脱げないような工夫をしておくとよいでしょう。

誰と一緒に行くかで

見たい雪像はどんなものか、参加したいイベントはいつどこで予定されているのか、買いたいグッズはどこにあるのか、事前にある程度公式HPなどを見て計画を立てておきましょう。小さなお子さんは寒さと人混みで飽きてしまうこともあります。そういった場合はどうしても見たい場所を先にして、すべてを見て歩こうとせず、途中にある休憩小屋を活用すると良いでしょう。また、大通周辺のデパートやテレビ塔などでは、大通会場を見下ろしてゆっくり食事をしたりお茶をすることができるお店もたくさんあります。お年寄りやお子さんの体調をみてプランニングしておきましょう。ちなみに、雪上用の車椅子を事前にレンタルしておくという手もあります。(雪まつり会場では貸し車椅子はありません)前輪がスキーのようになっていて、比較的舵が取りやすい車椅子ですが、単独での車椅子移動は難しいと思われます。車輪の大きなバギーにお子さんを乗せながら見てるく方も!工夫次第で楽しめます。

雪像をつくるには?

画像 非公認雪像。作り方イメージできますか?
①1月に各地からきれいな白い雪をたくさん運んで来ます。②大雪像一つでトラック600杯分もの雪を搬入!③大きな足場を組み、枠の中に雪を詰めていきます。④少し寝かせて雪が固まるのをまちます。⑤粗く削ってから少しずつ細かなところを削っていきます。⑥冷える夜間に細かい作業⑦事前に作ってあったパーツなどを取り付け⑧足場を外して完成!

 

しかし、作業中に大雪が降ることもあります。そういった場合は、雪を一度排雪してから制作作業に入ります。流石にこれだけのサイズの彫刻は大変です。

2023大通会場の様子

画像 北海道産のアイドルのライブなどもあったり…今回はどぶろっくのライブなどもあります。以前は、小島よしおの半裸ネタも!ピアノのライブもありますが、指先が冷えて大変そうです。
画像 マトリョーシカのショップなども
アニメは強い!子どももおとなも楽しめる!
画像 五等分の花嫁雪像。夜は一人ずつ違う色のライトアップです
牙まで細かく作られています!

 

写真が取りやすいようにちょっとした小山を雪で作ってあるのです

 

豊平館プロジェクションマッピング
豊平館 プロジェクションマッピング
豊平館 プロジェクションマッピング

 

豊平館 プロジェクションマッピング前の様子

 

札幌人には馴染みのある豊平館。実は今は中島公園に移築されています。本州からのお客様の中には豊平館をご存知無い方がほとんどですので、「時計台??」などというつぶやきも聞こえます。1880 開拓使直営のホテルです。

まとめ

さっぽろ雪まつりは実は70年以上の歴史のある祭りです。エゾシカさんも子どものころからよくでかけていました。小学校や幼稚園、保育園でも見学に行くことが多いです。以前は子どもが楽しめる雪まつり会場に「つどーむ会場」がありました。こちらは今年は使われていません。できれば子連れの雪まつりは滑り台などもたくさんある楽しいつどーむ会場がオススメなのですが。コロナが落ち着いて来年はつどーむ会場も復活するかもしれません。寒い季節ですが元気に外で過ごせる貴重なイベント。ぜひ、たくさんの方に足を運んでいた抱きたいと思います。楽しんできてくださいね!

 

ABOUT ME
エゾシカ
北海道に移住したエゾシカパパと、アイヌの血もひく生粋の道産子エゾシカママが、実際に「旅して」「暮らして」「見て触れて」おすすめする事や気づいたことを紹介していきます。ちなみに…冬は寒いけれど北海道らしくて大好きです。